ストレスとニキビ
過剰なストレスを受けると、自律神経、内分泌を司る働きを持つ“視床下部”に影響が及びます。
これは、ストレスを受けたことで、身体が危険だという信号を発する
防護機能で、自然な反応です。
ただ、この時に脳下垂体、副腎皮質から男性ホルモンが分泌されたり、自律神経のうち興奮を司る交感神経が活発になることでノルアドレナリンが増加したりすることが、肌にとっては大きな問題となるのです。
ストレスを感じたときに分泌される男性ホルモンやノルアドレナリンは皮脂の分泌を促す働きがあるため、ストレス反応が続くと脂性肌になってしまいます。
男性ホルモンは肌を固くしてしまう性質があり、毛穴が収縮して詰まりやすくしてしまいます。
このように、皮脂が正しく代謝されなくなると、詰まった毛穴に皮脂が溜まり、その皮脂の中で悪玉アクネ菌が増殖して炎症を起こす
というようなニキビが出来やすい肌環境を招いてしまうのです。