黄ニキビ 原因 ケア

ニキビが膿をもって化膿した状態で言わば、ニキビの最終段階です。
化膿した膿が黄色い色に見えるので黄ニキビと呼ばれます。

 

この段階になると、アクネ菌だけでなく、黄色ブドウ球菌までもニキビに入り込んで増殖しています。
アクネ菌やブドウ球菌が繁殖して重度の炎症を起こすと、毛穴にクリーム色の膿が溜まって腫れあがります。
そして、炎症が一気に拡大していく恐れがあります。

 

毛穴周辺の皮膚組織は、大きな炎症を起こすため、毛穴の周囲の皮膚組織が破壊されてしまいます。

 

黄ニキビの状態になると、毛穴の周囲の皮膚組織は、多くの場合が真皮まで傷ついてしまいます。

 

この状態で、ニキビを潰すと、確実にクレーター、ニキビ跡が残ってしまいます。

 

ニキビの炎症が治まった後も、クレーターや赤み、シミのように見える色素沈着といった跡が残ってしまうという最も厄介な場合になることが多くなります。

 

それと言うのも、真皮の細胞は、一度壊れると再生するのに時間がかかったり、真皮を作ること自体、難しい場合があるからです。
ニキビ跡の凹凸（クレーター）ができてしまうと、完全に元の肌に戻すことが難しいのです。
だからこそ、ニキビ跡を残さないように、黄ニキビを悪化させないように早めの対策、ケアが大切です。

 

黄ニキビ予防の為に日常ケア

黄ニキビは、重度の炎症を伴っているため、赤ニキビよりさらに日常のお肌のケアだけで治すことは難しい状態です。ですので、赤ニキビと同様に黄色ニキビになる前に、しっかりとしたケアや治療をして予防することが大切です。

 

黄ニキビのケアは、まずはお肌を清潔に保つこと。
洗顔の際には、まず手をよく洗い、お肌に優しい固形石けんなどをよく泡立てます。
決してゴシゴシ擦らずに、なでるように、また、泡の弾力でやさしく洗います。
すすぎはしっかり、温度が低めのぬるま湯で、洗顔料が残らないようにすすぎます。
タオルで優しく押さえて水分をふき取ります。

 

全てのニキビケアに共通していますが、しっかりと良質な睡眠をとり、バランスの取れた食生活、ストレスを溜めない環境を作るなど、睡眠不足やストレスによって、ホルモンバランスを崩さないようにしましょう。

 

黄ニキビは、重症化したニキビですので、ニキビの炎症が治まった後も、クレーターや赤み、シミのように見える色素沈着といった跡が残ってしまいます。
こうなった場合は、早めに皮膚科などクリニックの治療を受けることも選択肢の一つです。